考察

技術ブログを中心に据えたコミュニティ活動について考える

この記事を読んでくれた人に「このような仮説・意図を持ってテクマガを作ったのだな」みたいなことが伝われば良いなと思い書きました。

この記事を書くに至った背景

挫折してしまった経緯があります。似たような経験をしている方は多くいるはずで、僕を含めてその回答として作ったサイトがテクマガです。

前置き

本題に入る前に前置きとして前提の整理をしておきます。少し長いので興味のない方は読み飛ばしてください。

情報発信におけるメリット

まず初めに情報発信によるメリットを整理しておきます。これはさまざまな場で擦られたであろうトピックですが、簡単にではありますが改めて自分なりに整理しておきます。主に次の4つの側面があると思っています。

1/資産性

ネットに公開された記事はある種の資産として積み上がる性質を持ち、24時間稼働の自動宣伝装置として機能します。また、自分用の備忘録として使うこともできます。

2/権威性

技術記事の執筆は開発コミュニティへの貢献へと繋がり、その内容次第では業界内でのプレゼンスを高めることができます。

3/ネットワーク性

上述したように自分自身を知ってもらえる機会を増やしプレゼンスを高めることで、新たな繋がりや仕事の獲得に繋がります。またイベント等の集客チャネルとしても活用ができます。

4/知識の定着

記事制作の際の言語化・体系化というプロセスを通して、知識や知見がより深まったり定着します。

技術ブログ活用の具体例

あらかた説明を済ませたところで、技術ブログを上手に活用している具体例を挙げます。ベンチマークとして参考にしています。

個人: Inkdrop開発者: TAKUYA氏

技術ブログを個人開発サービスの集客チャネルとして活用しています。そのほかにも多くいらっしゃいます。

法人: Developpers.io/LIG等

法人が事業展開の中心として運用している例です。案件の獲得はもちろんながら、採用にも大きな貢献を果たしていると思われます。このことからブログといえど事業としての成り立つポテンシャルを持っていることが伺えます。

一方で・・・情報発信の継続はモチベーションを保ちにくい

何事も継続は難しいものです。メリットを感じているものの手を出せていなかったり、僕のように途中で挫折してしまうことも多いと思います。モチベーションが続かない主な要因は次の3つが考えられると思っています。

要因1. 記事作成にかかるコスト

そもそもコンテンツ作成には時間と労力を割く必要があります。これがまず第一の障壁です。

要因2.初速の遅さ

記事を公開しても初期は読まれない・反応が得られにくい(自前のサイトは特に)です。情報発信のリターンは長期スパンで考える必要があり、記事作成のために投下したコストはすぐにペイしないことがモチベーションを保ちにくい第二の障壁として考えられます。

要因3.個人戦の限界

個人運営のブログは複数人運営のブログサイトと肩を並べるのが難しいというのが第3の障壁として考えられます。

ここまでの総括
情報発信の大きなメリット
  • 個人レベルはおろか、法人レベルでも技術ブログを事業展開の中心として据えている例がある
一方で・・・
  • 技術ブログ作っても継続できなさそうだな・・・
  • 他のブログに埋もれて読まれなさそうだな・・・
  • 意外と最適なプラットフォームがないな・・・
  • 自前で作ってもいいけど、それはそれで面倒いな・・・

本題

さて、長い前置きは以上です。長くなってしまいましたが、ここから本題に入っていきたいと思います。

技術ブログを中心に添えたコミュニティ活動のメリット

①コミュニティ活動へのシナジー

外部面
  • ネットワーク

    • メンバー募集のための強力なチャネルとして機能
    • イベント・物販・サービスの宣伝等あらゆる集客チャネルとなりうる
  • 各メンバーの露出・業界内のプレゼンスの向上

    • 仕事につながる可能性
    • プロジェクトメンバーの発掘
  • 資産性
  • 収益性

    • 広告記事の依頼
    • ビジネス展開(有料イベント・)
  • 無限の可能性

    • カスタマイズ性が高いため
コミュニケーション面
  • 記事を媒体とした非同期的コミュニケーション

    • 情報の摂取効率→テキストベース>音声ベース
    • メンバーの取り組み・パーソナリティ・興味関心の共有
  • 知見の蓄積

    • 初心者「Reactについて教えてください」→「この記事見て!」終。ができる
  • スキルセット問わず無制限に参加可能

    • サービス開発においてはコミュニケーションコスト等の理由で可能な限り少人数が理想←→コミュニティ活動とのジレンマ
  • 記事を通した活動内容の資産化

    • LT→立派な一大コンテンツ
予想される疑問1. なぜ複数人でやる必要がある?

前述の通り個人戦の限界→集団戦法!詳しくは後述

予想される疑問2. 本当に記事を書いて読者が増えるの??

記事の通りトラクションは出せたと考えています。

②マンパワーの集約

「IT系コミュニティ」に対して感じていた課題感と仮説
  • イベント→人数が多ければ多いほど大規模なイベントが可能
  • IT→??

    • アプリ/WEB開発: スキルセットの兼ね合いだったり基本的に少数で行う→ 集まる必要性に疑問
    • LT: スキルセットの兼ね合い/ジャンルを絞る
    • もくもく: 集まる必要性に疑問

「IT系のコミュニティ」という切り口で考えるとサークルとか含めると無数にあると思います。活動内容としてはが真っ先に思い浮かぶと思いますが、本分の仕事・学校の取り組みなどを抱えた状態で行うサイドプロジェクトとしては必要になるコストが大きすぎます。また、スキルセットの兼ね合いだったり基本的に少数で行うのが合理的ですからそこにコミュニティ活動とのジレンマが存在します。結果、主たる活動の軸を何に置くかが難しかったり宙ぶらりんの状態になってしまいがちと感じています。

スキルセットの兼ね合いやコミュニケーションコストの関係上、人数が多ければ多いほどイベントサークル等は性質が異なる。テックブログであれば各メンバーの労力を集約することができる。

 補足: 技術ブログのサイドプロジェクト適性の高さ
  • 記事制作は独立した作業であり、各人のペースでコミットメントができる
  • ブログサイトはWEBアプリケーションとしてはシンプルであり、メンテナンスコスト・開発にかかる負荷が低い

読んでいただきありがとうございます!!

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